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先月ですが、すっごく楽しみにしていた展覧会に行ってきたのでレポします。
東陽町にある竹中工務店東京本店に併設されているギャラリー・エークワッドにて、
「AINO AALTO(アイノ・アールト) Architect and Designer―Alvar Aaltoと歩んだ25年―」を観てきました。
アイノ・アアルトはフィンランド人の女性建築家でインテリアデザイナーです。
夫のアルヴァ・アアルトとともに、近現代デザインを代表する知る人ぞ知る存在ですね。
プロダクトデザインの代表作である「ボルゲブリック」シリーズは、
1936年のミラノ・トリエンナーレでゴールドメダルを受賞。
時代を超えて廃れることのないシンプルな機能美は、今でもイッタラショップを
はじめ、セレクトショップなどで手にすることができる、まさにエバーグリーン!
そんなアイノをフューチャーした作品集が7月に発売になり、
その発売をきっかけに開催となったのが本展。
▲こちらはその作品集
本展がすばらしいのは、可能な限り原寸大の展示を守っていること。
建築家の作品という性質上、どうしても全景写真がメインになりがちなところを、
内装に関しては、原寸大の写真とインテリアを配置して、
鑑賞者が、「実際にその場にいたらどんな感じになるか」、うまく想像させる
構成になっていました。
決して広いスペースではないのですが、アイノが手掛けた代表作を
コンパクトに鑑賞できる考えられた展示だと思いました。
こちらで会場の動画をみることができますよ! ⇒ 展示の模様(動画)
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一通り鑑賞した後は、事前に申し込んでいたシンポジウムを聴講。
会場に入ると、参加者の皆様が、揃ってプロの建築家&デザイナーっぽい
人たちばかりで、「あれ?私、場違い??」とか思ってしまいましたがw
そんな建築シロートの自分にとっても、楽しく興味深い講演で、
フィンランド本国からもアルヴァ・アアルト美術館の館長や、
今回出版されたアイノの作品集の編集者が参加していて、
彼らの話を聞けたのもよかったですね。
さらにはアアルト夫妻の実の御孫さんも参加されて、
家族の思い出などを語ってくださいました。
本展のために初来日されたそうで、本当に貴重な機会でした!
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話は脱線しますが、私、おそらく初めて同時通訳を生で見たのですが、すごかった…。
何がすごいって、日本人の解説者の方の「その表現、通訳しようがなくない?!」
みたいな、ある種のトンデモ解説を、同時通訳の方は、スルスルと
平坦な英語に置き換えていくんですよ。
「あの言葉は、そう訳すのかーーー!!」と、本筋と関係ないところで感動の嵐でしたww
次回は、アアルト夫妻のチャートを見てみたいと思います!
激動の時代に、北欧建築デザイン界を牽引した2人、どんなことが見えるか楽しみです!
※画像はギャラリー エークワッド様、TOTO出版様、北欧総合情報サイト北欧区様よりお借りしました。
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