2016年2月4日木曜日

・◆*◆ギャラリー・レポート「パリ・リトグラフ工房idemから ―現代アーティスト20人の叫びと囁き」展◆*◆・

気になる展覧会(2月)」の記事でピックアップした、こちらの展覧会に行ってきました!















パリ・リトグラフ工房idemから ―現代アーティスト20人の叫びと囁き」展

リトグラフとは、版画の一種で、石版印刷とも呼ばれます。

クレヨンなど油性の画材を使って石版(他の素材のこともあり)の上に描画し、

化学処理を施すことで描画通りにインクがのるようになります。

このような手法で作った版にインクをのせて、プレス機にとおして絵を写し取ります。
(文字で説明すると「?」だと思うので、こちらのサイトから雰囲気を味わっていただくことをお勧めします(^^) →


描いたままを複製することができるので、19世紀末のヨーロッパで、

大判のポスター制作に多数用いられた技法です。

リトグラフではないのですが、自分でも版画をやっているくらい版画好きの私。

「こりゃー、絶対見逃せない!」と期待モリモリで足を運びました。


久しぶりの版画の展覧会、心から満喫しました~(*^^*)

全体を通しての印象は、すごくスタイリッシュ!

表現のかっこよさの裏には、作家それぞれの訴えたいことや、

社会に対して疑問を呈する姿勢があるわけですが、

一見ごくシンプルな要素に、しっかりと力強いメッセージが乗っていたり、

シニカルな表現に不意をつかれたり…勉強になりました。

版画という手法自体、油絵など他の絵画技法のような複雑な表現には

あまり向いているとは言えません。

だからこそシンプルな表現の強さや、スマートさが活かされるんですよね~

ほんと好きだわ~ww


なかには映画監督として有名なデビッド・リンチの作品もあり!

モノトーンの色彩と、有機的にうねるようなインク、シンプルな描画にグッときました!

思いがけずツボにはまる作品群に出会えて更にテンションUP!

作品のキャプションを読んでみると、何でもリンチ監督、映画や版画のほかに

絵画等も手掛けているとのこと。

このリトグラフ工房では、200以上もの作品を制作しているんだそうです!

彼の映画作品、実はあんまり見てないのですが、この版画作品にはハマりました!

これからも追っかけて見ていきたいな~。
(この記事を書くのに氏の版画について検索していたら、なんと2012年、2014年とすでに2回も日本で個展を開催していたということが判明!知らんかった… →


展覧会の図録も買いました。

これ、図録の表紙ですよ!すごくスタイリッシュでかっこいい!














展覧会に行くたびに図録を買っているとお財布も部屋もエライことになると気づいてから、

私なりに吟味して買うようになったのですが…。これはジャケ買いレベルw

いや、お気に入り作品が沢山載っているので実際はジャケ買いじゃないんですけど、

載ってなくても買ってただろうな、これは…と思われれる。そんくらいカッコいいw


ちなみに、この展覧会は作家の原田マハさんの作品「ロマンシエ」との
コラボ企画だそうです。チラシにも書いてありました。











まだ買ってないけど、これから読んで、この展覧会の印象を更に身体に

染み込ませてみたいです!


さらにさらに、インテリアショップ「IDEE」のwebショップでは、

idemで制作されたリトグラフ作品を実際に買えるそうですよ!

こちら →

インテリアにピッタリのオシャレ・プリンツが勢ぞろいしています!

すでにsold outしている作品もあるようなので、気になる方は

早めにチェックしてみてくださいね!


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