2015年11月3日火曜日

**★蠍座は執念深いか?★**.・

かの有名な歌謡曲のせいか、どうも蠍座に対して

苦手意識を持っている方が多いような気がしています。

蠍座に天体を持つ人でさえ「なんかいや…」という反応…。


たしかに、占星術的な位置づけでも、最も重厚なテーマの一つを


担っているということは事実…。

それでも、「うーん、なんか残念」と「蠍座リスペクト」の私は思うのです。


今日は、何かと誤解が多い蠍座について、

「イメージ向上」に貢献するべく読み解いていきたいと思います。


蠍座は12サインのうち、8番目に位置します。

おひつじ座で生まれた自由な魂は、牡牛座で肉体を与えられ、


双子座で個人の可能性を広げ始める…

12サインのサイクルは、人が生まれて死ぬまでの流れを表しています。


前々回お話しした天秤座は7番目のサインで、様々な人と交流することにより、


自分と他者、異なる状況などを調整することがテーマでした。

次の蠍座では、多くの出会いから、自分が心から交流を望む人を選び出し、


その人と深い関わりを作っていくことがテーマになります。


広く浅くの交流から、狭く深くの交流へ。


心の深いところで受容し、受容される関係へ。


時にはお互い影響しあって、相手や関係そのものを変容させることもある。


限界まで1人と向いあうことによって、生まれる新しい自分。



…うん、確かに蠍座のテーマは重いです。

尻込みして、苦手意識を持ってしまう人がいるのも納得です。


ですが、より実際的なところに落とし込んで考えてみると、

相手と深く関わるということは、お互いの長所だけでなく短所も含めて、

まるごと向き合わなくてはいけませんよね。

喧嘩して、自分の要求を押し付けたり、または相手の要求を飲まざるを得なかったり。


仲が深まれば深まるほど、相手と自分の違いに傷ついてしまったり…。


でも、「あ~ムリかも」と言って、離れてしまうのは蠍座ではないんですね。


相手ととことん向き合う。


お互いに少しずつ譲り合いながら、受け入れながら(妥協とも言いますw)

日々新しく関係性を作り変えていく作業。


人は一人で生きてはいけない、ということを

一番良く知っているのが蠍座なんじゃないか、そんな気がするのです。

同時に、孤独の大切さや、切なさも。


だから大事な人とつながっていたい。心の奥底で手をつないでいたい。

そんな思いが、何かの拍子に嫉妬に変わってしまうことがあるのかもしれません。



さて、ここで蠍座を西洋占星術的要素に分解にしてみましょう。

① 2分類(男性or女性サイン)では ⇒ 女性サイン


② 3区分(活動宮or不動宮or柔軟宮)では ⇒ 不動宮


③ 4元素(火or地or風or水)では ⇒



① の2分類ですが、女性サインは、「内向性」、内面性の充実」や「深い思考」を意味します。

(男性サインは「外向性」、「自らを積極的に外に打ち出す傾向」などになります。)


② の3区分の不動宮は、「継続」とか、「物事を形作る」などを意味します。

(大まかに、活動宮は「自ら行動を起こす、旗振り役」、


柔軟宮は「物事への柔軟な対応力」です。)

③ の4元素、水サインは「情感」「感情の交流」「一体化」などを意味します。

(火サインは「精神性」「情熱」「インスピレーション」、地は「感覚、現実、実際性」、


風は「理性、情報・コミュニケーション、流通」、などを意味しています。)

以上をまとめると、蠍座の特徴は;

「③感情豊かに②物事をコツコツと継続して形にし、内的な深い充実をめざす。」


人に対する豊かな感情は、自身の深いところへ流れ込み、


心の在り方を形作っていくのですね。


もし、人間関係において、ご自分の蠍座成分を持て余しているなーと思っている方に

お勧めしたいのは、ずばり、人間以外に夢中になれるものを見つけること!だと思います。

蠍座は12サイン随一の集中力と根気強さを授かっています。


大げさなものでなくていいので、何か一つでも丁寧に取り組んでみませんか?


「紅茶が好きだから、この産地の茶葉について調べてみようかな」とか、


「この作家さんの作品が好きだから、物語の舞台を調べて行ってみようかな」とか、


「占いが好きだから、ホロスコープの読み方を勉強してみようかな」とか(!)


時間をかけてコツコツ取り組んでいくことで、


周囲が驚くような境地に辿り着いてしまうかも!

それこそ蠍座パワーの真骨頂!(←うらやましー!)


蠍座が内に秘めたポテンシャルはそれだけ高いのです


持て余すなんてもったいない!

蠍座生まれの研究者が多いと言われるのも深く納得ですね~(^^)。

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