今日の1冊はこちら。
『ケチケチ贅沢主義 ~節約と上質な暮らしを両立させるための思考習慣~』
mucco 著 (プレジデント社 刊)
amazon → ★
ケチケチ?!
ものすごくストイックな節約本?
いえいえ(^^)
これは自身の価値観と将来像を丁寧に考察し、美意識を洗練させていった
1人の女性の思考の跡のような本。
自分の身の丈を知り(キャラクター、生活スタイル、そして経済的側面も)、
他人や流行に振り回されることなく、等身大の豊かな自分へつながるヒントがいっぱいです。
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著者のmucco氏が主宰するブログ『ケチケチ贅沢主義』は、
自身の毎日のコーディネートを軸に、実のお母様によるハンドメイドの洋服や小物、
また映画、展覧会などカルチャー関連のコラムなどなど、
著者の美意識の高さを感じられる私的ダイアリーで、月間30万アクセスを誇ります。
オシャレは小さなころからの趣味であると同時に、
毎日のモチベーションをあげてくれるものだと言うmucco氏。
一方で、この本ではご主人との将来設計についても言及。
希望する生活スタイルを実現するには、しっかりとお金について知る必要があると思い立ち、
今までの習慣を見直し、「ケチとおしゃれの両立」について考察を始めます。
やがてFPの勉強を始め、資格を取るまで、その知識を深めてきたのだそう。
そんなmucco氏のオシャレとお金に関する哲学の一部をご紹介します。
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1. おしゃれのお金のかけどころを決める
おしゃれ関連の費用といっても、いろいろありますよね。
洋服代はもちろん、バッグや靴、アクセサリー(!)などの小物類、そしてコスメや美容室。
さらに美意識の高い方ははネイルにエステと、はっきり言って切りがありません。
そこでmucco氏は言います。
‟すべてを均等にする必要はありません。本当に好きなモノにお金を使えばいいのです。”
mucco氏の場合、【服・靴・バッグ : コスメ等の美容】 の割合は 【 8 : 2 】だそうです。
美容費がだいぶ少ないですが、たとえばベースメイクにはある程度お金をかけるけど、
ポイントメイクはドラッグストアのプチプラ製品、美容室以外のサロン系は
興味ないので行かない、などメリハリの効いたチョイスをすることが「ケチ」のコツのようです。
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2. NeedとWantが一致するものを選ぶ
mucco氏曰く、
‟欲しい気持ちがないと、必要性も輝かないのです。”
‟これだけ世の中にモノが溢れていても、NeedとWantが一致するのは意外と少ないもの。
だからこそ見つけた時は、ちょっとぐらい予算オーバーしてもかまいません。
そのぶん大切に、そしてたくさん活用する。それがモノとの一番いい接し方だと思っています。”
3. 自分にとっての分相応と分不相応を知る
mucco氏はこんな例えをだしています。
(※とても気になる流行のバッグあったとして。
がんばれば変えない値段でもないけど、バッグは他にもある…という状況で)
‟そのバッグを買って数日後、いきなり仕事がなくなり収入が途絶えてしまったら?
Aさん: 慌てず騒がず1年くらいスキルアップのための勉強をしつつも
職探ししながら生活できる。
Bさん: そんな事態は困る。とにかくすぐに次の仕事を探さなきゃ、
来月の家賃も払えないし、生活できない。
Aさんなら分相応、Bさんなら分不相応。
Bさんならきっとこう思うはずです。
こんな高いバッグを買わずにいざという時に備えておけばよかった、と。”
ふむむ…。分かりやすくも耳が痛い例えです…(^^;)
4. 私はケチと笑い飛ばせる心の余裕
mucco氏曰く、
以下の常識さえ守れば、「ケチ」と言ってくる人に対して、
「そう、私、ケチだから」と笑顔で返せる、とのこと。
‟◆ 知りたかった貴重な情報を提供してもらったり、
お世話になった際は、すぐにお礼をすること
◆ お祝いやご不幸、お見舞いのお金は出し惜しみしないこと
◆ そして世の中の多様性を認め、自分とお金の価値観の違う人に対して
「ケチ」と言わないこと。たとえ自分が「ケチ」と言われても…”
たしかに全部当たり前のことですが、これらをきちんと守っているぞ、
という自分への信頼感が、心の余裕に繋がるのかもしれませんね。
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いかがですか?
すごく目新しいことばかりが書かれているわけではないけれど、
何気なくよみかえすことで、自分の価値観について振り返ることができる、
そんな本だと思います。
それから、掲載されているmucco氏の私物らしき写真!
色のチョイスとか小物のデザインとか、辛口好みのワタシには見ていて楽しく、
参考にしたいなと思えるポイントがそこ・ここにありました。
こちらの本で知ったmucco氏のブログ。→ ★
日々のコーディネートをのぞいてみるだけで楽しいです。
お時間のある時にぜひ見てみてください!
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